NEWS

2020.09.14

RNAの機能を制御する化合物のスクリーニング方法に関する特許査定(日本)のお知らせ

株式会社 Veritas In Silico(本社:東京都品川区、代表取締役社長:中村 慎吾、以下「当社」)は、国内で出願中の「RNAの機能を制御する化合物のスクリーニング方法」について、このたび、日本特許庁から特許査定の通知を受領したのでお知らせいたします。

当社は、インシリコ技術(Informatics)と実験技術(Biology)にもとづくibVIS®プラットホーム※により、mRNAを標的とする低分子創薬および中分子創薬(アンチセンスオリゴによる創薬)を実現可能とします。特に、次世代創薬の本命として近年注目を集めるmRNA標的低分子創薬は、当社独自のmRNA構造解析技術とRNA構造研究の専門家の英知を結集して、当社が日本の先頭を切ってスタートした主力事業であり、当社は既に、低分子医薬品の創出を目的として3社以上と共同研究を実施しています。

本特許は、当社のmRNA標的低分子創薬の根幹となる、標的mRNAに内在する部分構造と存在確率の解析、創薬標的として相応しい存在確率を有する部分構造の同定、および、創薬標的として選択した部分構造を利用したスクリーニング法に関するものです。今回の特許査定は、当社のibVIS®プラットホームの強化に資するものであり、今後さらなる共同研究の推進・拡大につながると期待されます。

以上

【注釈】
※ Veritas In Silicoは、Informatics×BiologyでmRNA標的創薬を実現する戦略「ibVIS®」にもとづくプラットホームのもと、多くの企業さまがこれまでに蓄積した創薬技術および経験、豊富な創薬インフラをそのまま活かし、無限の可能性を秘めたmRNAを標的として全く新しい創薬に取り組めるよう、パスファインダー(Pathfinder)となって創薬のフロンティアを切り拓きます。