NEWS

2019.11.05

帝人ファーマと核酸を標的とした新規低分子医薬品創出に向けた共同研究契約を締結

プレスリリースはこちらをご覧ください。

株式会社Veritas In Silico(本社:東京都品川区、代表取締役社長:中村 慎吾、以下「VIS社」)は、このたび、総合的なヘルスケアビジネスを展開する帝人ファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:渡辺 一郎)と、核酸を標的とした新規低分子医薬品の創出に向けた共同研究契約を締結しました。

従来のタンパク質を標的とする低分子創薬研究では新薬の開発が困難になっている昨今、核酸を標的とした新たな概念の低分子創薬に対する注目が、米国をはじめ国内でも急激に高まっています。VIS社の代表取締役中村は、世界に先駆けて、核酸の局所構造を熱力学的に安定化することで、タンパク質の翻訳レベルが顕著に抑制されることを見出しました。VIS社はこの知見をもとに、独自の核酸構造解析技術と、核酸構造を安定化する低分子化合物の高速・高感度ハイスループットスクリーニング法を確立し、既に2018年より国内製薬企業との共同研究を開始しています。

このたびの帝人ファーマとの共同研究では、帝人ファーマがこれまでの創薬研究において蓄積してきた技術や経験と、VIS社の核酸構造解析およびスクリーニング技術を活用することで、帝人ファーマが保有する化合物ライブラリから、効果的に新たな創薬リード化合物を創出できるものと期待しています。

VIS社では、核酸を標的とした中低分子創薬事業を、基盤技術を社外に幅広く提供するいわゆるプラットホーム事業と位置付けております。VIS社は今後も多くの企業様の創薬パートナーとして、従来の創薬技術では治療法が十分に確立できていない疾患で苦しむ患者様に、本事業を通じて新たな治療薬を届けることを使命として取り組んでまいります。

以上

【会社概要】
株式会社Veritas In Silico(2019年11月現在)
設立   :2016年11月17日
資本金  :9000万円
代表者  :代表取締役 中村 慎吾
本社   :〒141-0031 東京都品川区西五反田1丁目11-1
従業員数 :11名
事業内容 :核酸を創薬標的とした中低分子医薬品の研究開発